自分が、乳がん体験者であるという事を話すようになり、話を聞いてもらう側の方には、急にそのような話を聞いて戸惑わせてしまうこともあります。又、まだまだ私も、知られたくないと思う気持ちもどこかにあり、話そうか話さないべきか迷いかなりドキドキしながら、お話ししています。

お話しして、一番多くいただいた質問が、「あなたも含めて、身近で乳がんになった人がいたら、何をしたら良いの?」「例えば、奥さんが乳がんになったらなんて言ってもらうのがいいのかな?」
状況を理解してサポートして欲しいと当事者が思っていても、どうしてあげたら良いのかが分からないというものでした。

答えは、とても難しいです。
一生懸命、前向きになって欲しいと励ましてくださる方もいますし、先ず気持ちを切り替えましょうと言ってくださる方もいます。正解はないと思っています。

私自身も乳がん体験者の方のお話をたくさん伺いびっくりしたのは、人によって受け止め方が大きく異なることです。
そして、こう見られたいという思いも人それぞれでした。例えば職場で、「今までと同じように接して欲しい。仕事も今までと同じにできるから、はれ物のように扱わないで欲しい。」という方もいれば、「薬で具合が悪いこともあるし、重いものを持ったら浮腫になるから、もっと楽な作業にして欲しいし、周りにもサポートして欲しい。」という方もいれば、「とにかく、医療費も継続的にかかるので、非正規社員だから切られたけど、もっと安定した収入がないと生活できないから、正社員で働きたい。」という方もおり、千差万別であることが驚きでした。
40代後半で罹患率がピークになることから、家庭でも職場でもその他コミュニティーでも活躍している世代が多いこともあり、急な病で置かれた状況や思いが多様であるからかもしれません。

ひとつの方法としては、乳がん経験者のイメージを固定せずに、先ず話を充分聞いてあげ、その人の気持ちに寄り添ってあげることが肝要なのではないかと思います。

先ず、こちらを参考にしてみるのも良いかもしれません。
●「国立がん研究センターがん情報サービス」身近な方ががんになったとき

2018年1月21日