多くの乳がん体験者の方と会って思う事は、一人で問題を抱えている人が多いということです。

先ず、多くの方が周りに乳がん体験者であることを話しません。様々な理由はありますが、話すことで、より人との間で違和感が生じてしまうという経験のある方がいるようにも見受けます。絶対に、他の人に知られたくないという気持ちの方もいます。話すべきか話さないべきか、どこまでの人に話すのか?というのは、良く仲間での話題に上がります。

私も、職場の人にも、両親にも兄弟にも誰にも知られたくないと思っていました。誰にも話す必要もないと思っていました。しかし、治療の段階では密かに入院や通院したり、その過程での変容や、その後に出る症状、気持ちの落ち込みなど、病気になる前の自分とは内面的にも外見的にも大きく異なることが出てきていました。傍目から見た外見上はあまり変化が見えないので、何故付き合いが悪くなったり、ふさぎ込んでいたり、仕事が休みがちだったりするのか? 集中力が切れてることや、うっかり忘れたりすることがあったりすると、周囲は私の行動や態度が不思議であったり、いぶかしく思われる事も出てきました。今、どのような状況なのか説明がない中で、周りも困っていると感じる事もありました。

同じような状況を抱えている乳がん体験者は多く、今の状況を理解して見守って欲しい。出来ないことがある時はサポートをして欲しいという思いがありながらも、病気であることを知られたくないない事から、何事もないように振舞って生活することが、時々困難になる時どうしたら良いのだろうとジレンマに陥ることがあります。

私は、いろいろな乳がん体験者の方のお話を伺っていると、この状況を何とかしたいという気持ちでいっぱいになってきました。先ず、現状を知ってもらうことが必要! ようやく最近になって、少しづつ周りに話すようになりました。

2018年1月21日